前十字靭帯が断裂して再建するか温存にするか悩んでいる人に一番伝えたい事…
一言で言うと、前十字靭帯再建手術は、医療格差が大きな手術です。
実績が豊富な膝の専門医師が3名以上いる病院の受診をお勧めします。

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実績が豊富な膝の専門医師が3名以上必要な理由…
前十字靭帯靭帯再建と言えば聞こえが良いですが、太股の靭帯の一部を摂取して膝の中に靭帯の移植をする為
手術時間が長時間に及び、短くて4時間程度で前十字靭帯以外の他の事(半月版切除・縫合・後十字靭帯の同時再建など)
をする場合、6時間を超える長時間の手術になる事が多いです。
 最低でも膝専門の医師が3名いないと医師の負担が大きくなりすぎます。(2名の医師では集中力が持たない)



前十字靭帯が損傷して膝に不安を感じながら温存を選択している人にも…
前十字靭帯再建の実績が豊富な病院でのリハビリをお勧めします。
前十字靭帯が断裂しても、色々な理由で再建しないのも良いと思います。
(私は再建しましたが)温存でも走るなどの簡単な運動は可能です。
無理して痛い思い・怖い思い・色々な心配・経済的にも温存の方が良いパターンも
沢山あると思います。
前十字靭帯再建の実績が豊富な病院には、沢山の温存リハビリに通う人がいて、
前十字靭帯の断裂や損傷のリハビリ経験が豊富な理療の医師と話し合い、安全な
リハビリ方法を覚えることで前十字靭帯が断裂していても、かなり安定した状態が
取り戻せる人は多いようです。

前十字靭帯再建医療の地域格差・病院格差…私はあると思っています。
過去の実績をみると、県によっては100件前後の手術数の都道府県と1000件を超える都道府県があるようです。
何で調べたの?(私が調べた・買ったのは)「手術でわかるいい病院2010」(定価657円+税の定価700円)

「手術でわかるいい病院2010」
(08年の実績)が書かれています。
朝日新聞は厚生労働省の難易度が高い手術の手術届出義務を元に(朝日新聞責任編集の形で)毎年発刊しているので、
近年の 最新版で調べる事をお勧めします。

私が住む三重県も少ない方(多分年間20件前後かと)隣の愛知県だと500件を超えている?
過去の実績から考えて…前十字靭帯再建手術を受けるハードルも各県単位でかなりの差が出ています。
実績が少ない県の整形外科医師の考えは…
靭帯再建はリスクが高いので、出来ることなら避けた方が良いと考えていると思われ、
40才を超えて膝が比較的安定している人(患者はとても不安感がありが再建を望んでも)断られるのが当たり前になります。

スポーツ整形外科の部類

前十字靭帯再建は、スポーツ整形の分野に入ると言われ、
前十字靭帯は再建手術をしてもしなくても良い!と言われています。
それはある意味で本当で、前十字靭帯断裂だけなら かなり安定した膝の状態でジョギングなど、軽い運動が安全に行える人が多いです。
激しいスポーツや膝に大きな負担がかかる仕事をしないのであれば、前十字靭帯が損傷や断裂しても安定した膝なら無理をして靭帯再建をする
必要は無く 「スポーツ整形」の分野に含まれると思います。

普通の整形外科の部類
どちらかと言うと前十字靭帯を再建した方が良い人)

前十字靭帯が断裂している人のかなりの割合で半月版の切除が必要な人がいます。
前十字靭帯が損傷・断裂していて半月版を切除すると、膝の前方向へのガタが大きくなり、ガタが大きければ大きいほど
軟骨を痛める速度が早くなるようです。
ガタが大きければ(基準としては前後方向のガタの左右差が5mm以上)普通の生活を守る為に
どちらかと言えば前十字靭帯の再建をした方が良いようです。(ガタが10mmでも温存を選択する人もいます)


病院の医師の知識不足や配慮不足医療の地域格差・病院格差が深刻な問題
普通の整形外科の部類で普通の生活をする為に前十字靭帯の再建が必要な人

前十字靭帯が断裂して他の靭帯も断裂や損傷が大きい人は、
前後方向のガタが大きいだけでなく、膝崩れ(亜脱臼)が多発している人は靭帯再建が必要だと思います。
靭帯再建が必要でも、靭帯再建をリスクが高い手術で出来れば避ける方が良いと考えている医師の診断を受けると、
温存・様子見を選択される事が多く 長い期間の間に膝の軟骨が痛み関節障害が起こるようです。

この場合、深刻な医療格差・病院格差の問題が含まれています。

前十字靭帯断裂の膝の状態は人によって様々で、前十字靭帯断裂だけの人だと膝崩れは一生起こらないのですが、
人によっては強い膝崩れ(強い痛みを伴う亜脱臼)を多発する人もいて、強い膝崩れがが起きると、数分間は痛くて動けない人も多いようです。
強い膝崩れを繰り返すと、膝崩れの度に軟骨を痛めてわずか数年(2年〜5年)で軟骨が痛み→関節障害→歩行困難→人口関節
と弱い膝と一生付き合う事になる人も稀にいます。
(強い膝崩れが起きる人は、前十字靭帯だけでなく、後十字靭帯や側副靭帯を痛めている人が多い)

強い膝崩れが多発する人にとって、靭帯再建(後十字・側副 靭帯を含む)はスポーツ整形ではなく、
普通の生活をする為の整形手術になると思います。

医療格差…
複数の靭帯を断裂や損傷を受け、膝の前後のガタが10mm以上で強い痛みを伴う膝崩れを多発する人が、靭帯再建実績が少ない
靭帯再建を避けたがる医師の治療を受けた場合、長期間の様子見だけで 再建をせずに膝の状態を悪化させる人も多いようです。 

ただの損傷でも再建した方が良い事も…
私の場合、前十字靭帯は機能していない損傷・内側側副靭帯は中程度の損傷・(09年5月)半月版の部分切除
 前十字靭帯は機能していないのですが、くっついている(損傷)状態だったので、前の病院の医師は膝の不安定感を訴えても
年齢も考え、再建よりも温存した方が良いと判断したようです。
実際には、前後のガタは6mmあり、2本の靭帯が損傷していて、軽い膝崩れが起きていたので、再建をした方が良く、
2010年4月に前十字靭帯を再建しています。

 
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